月刊YOMOYAMA書院
第1回連載小説
『らぶあんどぴーす』
作品紹介
日々の生活に止め処も無い疑問を抱きつつも生きる十六歳の少年『本橋亮太』
そんな主人公を中心に、
社会の底辺で生きる人々が自分達なりの『らぶあんどぴーす』を模索し続けてゆく。
果たして誰もが幸せになれる『らぶあんどぴーす』は存在するのか?
誰もが持っているココロの形と、望んで止まない幸せ。
そんな果てしない旅路を描いた青春群像小説。
前回までのあらすじ
亮太に引きつられるようにミミと会う事になってしまった巧。
池袋で初対面したミミと名乗る女性は目を見張るような美人であったが、メールをしていた時とは打って変わって、別人のように無口だった。
亮太は二人を何とか会話させようと場を盛り上げようとするが、結局、自分は邪魔のようだ、と言って帰ってしまう。
どうしていいか分からなくなってしまった巧は自分も亮太の後を追って帰ろうとする。
だが、そこでミミは巧をホテルに誘う。
困惑する巧をよそに、ミミは半ば強引に巧をラブホテルへと連れ込み、二人は体を交わす。
事の後、二人は本名を名乗り合い、そして、巧はミミに抑圧されているマゾヒストだという事を見抜かれる。
だが、ミミも言う、自分も仲間だと。
そうしてミミは、自分がやっている奇妙なバイトを巧に見せ、自分が抑圧されたサディストだという事を告白した後、巧に付き合おうと言い、二人は付き合う事になる。
バックナンバー
第三章 戸田加奈子の章(前編)
<目次>