創作小説とよもやま話のホームページ雑誌

月刊YOMOYAMA書院
第1回連載小説

『らぶあんどぴーす』

作品紹介
日々の生活に止め処も無い疑問を抱きつつも生きる十六歳の少年『本橋亮太』
そんな主人公を中心に、
社会の底辺で生きる人々が自分達なりの『らぶあんどぴーす』を模索し続けてゆく。
果たして誰もが幸せになれる『らぶあんどぴーす』は存在するのか?
誰もが持っているココロの形と、望んで止まない幸せ。
そんな果てしない旅路を描いた青春群像小説。


前回までのあらすじ
 教室で暴れてしまい、一週間の停学を言い渡された亮太。
 自分で招いた事とは言え、突然、降って湧いたような一週間という時間に困惑は隠せなかった。
 そんな亮太に対しても母は暖かく、父は「何か目的を持って過ごせよ」という助言を与えつつ、やはり母と同じく息子の全てを認めた。
 それでも亮太は困惑の中を彷徨っていた。
 そんな時、ある掲示板サイトで『Love and Peace』という言葉と出会う。
 初めは何気なく流していた言葉だったが、ある事件を切っ掛けにその言葉は亮太に重くのしかかってきたのだった。
 そして亮太は、『Love and Peace』を『らぶあんどぴーす』と、たどたどしい日本語に変え、それを求めて社会と言われる場所へと旅立つのだった。

第二章 桑原 巧の章(前編)

<目次>