月刊YOMOYAMA書院
YOMOYAMAコラム 第5回『映画の話(洋画編)』
ゴールデンウィークも目前に迫った今日この頃。
皆様、御予定の方は立っているでしょうか?
立っている方も立っていない方も、せっかくのお休みです。
ここは一つ、映画でも観に行ってみませんか?
「仕事でゴールデンウィークどころじゃないよ‥‥」
なんてボヤいているそこの貴方、その仕事が終わったら休みを取りませんか?
なーに、仕事を一日二日休んだところで命まで取られるわけじゃありません。
最近は大手チェーン店の店長や管理職の方が過労死するなんて嫌なニュースをよく耳にします。
『人生お気楽極楽』
和清が一番好きな言葉です。
たっぷり寝た後は映画館にでも出かけて、心をリフレッシュしましょうよ。
‥‥あぁ、和清もリフレッシュがしたいです。。。(〃_ _)σ‖
というわけで、今回はタイトルそのまんま、映画の話です。
でも実はこの和清、ここ何年か映画館という場所に足を運んだ事がありません。
執筆活動が忙しかったり、子供がまだ小さいので一緒に連れて行けなかったり‥‥
でも、今度のゴールデンウィークは、子供はお婆ちゃんと子供映画でも観ててもらって、
夫婦でゆっくりと映画を観ようと思ってます。
和清一番の注目映画は、
ロバート・レッドフォード監督、トム・クルーズ主演『大いなる陰謀』です。
かなり期待しています。
後は、ニコラス・ケイジ主演『NEXT−ネクスト』や、
フォーチュン・クッキーを手がけたマーク・ウォーターズ監督の『スパイダーウィックの謎』
なんかも面白そうです。
ゴールデンウィークより公開は先になってしまいますが、インディジョーンズの最新作は、
今から楽しみにしています。
さて、面白そうと思ったらジャンルを問わず何でも観ようとしてしまう節操のないこの和清。
そんな和清が今からご紹介する二本の映画は、いずれも観終わった後に、
「世の中にはこんなに面白い映画があったのか‥‥!」
と、思わず唸ってしまった作品です。
世界で一番好きだと言っても過言じゃありません。
この二本はとても対照的な作品ですが、もしレンタル屋に行って何を観ようかと迷った時は、
参考までにどうぞ。
【グランブルー/グレートブルー完全版】
監督リュック・ベッソン 出演ジャン・マルク・バール、ジャン・レノ、ロザンナ・アークェット
(1988年公開、フランス・イタリア合作)
[ストーリー]
1965年、ギリシャのキクラーデス諸島で八歳のジャックはエンゾと出会い、
老人が海に投げたコインを切っ掛けに二人は初めて潜りを競う。
時は流れ12年後。
保険会社などの依頼で海に沈んだ物をダイビングでサルベージする仕事をしていたエンゾは、
大きな依頼金を手にすると、その金で弟にジャックの行方を探すよう命じた。
ジャックとフリーダイビングの選手権に出場して勝利する事がエンゾの夢だった。
一方ジャックは、海洋調査の助手を仕事としながら水族館のイルカを友として暮らしていた。
保険調査を切っ掛けにジャックと出会ったニューヨーク生れのジョアンナは、
やがてジャックの不思議な雰囲気に魅力を感じ、惹かれていく。
そうして、エンゾとジャックは再開を果たし、
二人はシチリアで開かれるフリーダイビングの選手権で競い合うのだが‥‥
[コメント]
この映画を始めて知ったのは、『ホットマン』などの著作で知られる、きたがわ翔先生の作品、
『BBフィッシュ』(週刊ヤングジャンプ連載)でした。
あの漫画は連載中の時から好きで毎週欠かさず読んでいたんですが、
その中でよく出てくる映画名、グランブルー。
どんな映画なのだろう?、そんな疑問だけで大した期待もせず、
「観る物も尽きてきたからこれでいいや」くらいの軽い気持ちでレンタルしたのですが‥‥
‥‥観終わった後、和清の目からは熱いものが流れてました。(笑)
はっきり言って和清は海というものに対しては嫌いじゃないですが、さして興味は無く、
イルカは可愛いと思うのですが、そんなイルカフリークって訳でもないし、
フリーダイビング、つまり素潜りの競技があるなんてこの映画で初めて知りました。
でも、感動しました!
言わずと知れたこの映画はリュック・ベッソン監督の代表作の一つですが、
他の代表作『ニキータ』や『レオン』にも見られるように、この監督の作品には、
一貫した美学があるように思えます。和清はその美学に感動をおぼえるのです。
リュック・ベッソン監督の作品はどれを取っても、儚くて美しくてユーモアがある、
そんな風に和清は思うのです。
ハリウッドに行ってからはちょっと作風が変ってきてしまいましたが、
それでも和清はこの監督さんは世界で一番好きな監督です。
ちなみに、主人公ジャック・マイヨールは実在の人物というのは周知の事実ですが、
ジャン・レノ演じるエンゾも実は実際の人物なんですよ。
【裸のランチ】
監督デイビット・グローネンバーグ 主演ピーター・ウェラー 原作ウィリアム・バロウズ
(1991年公開、イギリス・カナダ)
[ストーリー]
1953年のニューヨーク。
主人公ウィリアム・リー(ピーター・ウェラー)は害虫駆除の仕事をしていた。
そんなある日、ウィリアムは殺虫剤が減るのが早すぎる事に気づく。
妻のジョーンが麻薬として使用していたのだった。
それを知ったウィリアムは妻に止めるように言うが、妻は言う事をきかなかった。
そして、ウィリアムの前に巨大な虫が現れ、彼に話しかける。
インターゾーン商会へのスパイ活動と報告書の提出、
さらにインターゾーン商会の回し者だというジョーンの殺害を指示される。
訳が分からずウィリアムはその虫を叩き潰して逃げ出す。
そうして帰宅したウィリアムは妻といつもの遊びを始める。
それは頭の上に物を乗せて、それを銃で打ち抜く、ウィリアムテルごっこと呼ばれる遊びだった。
しかし、ウィリアムの撃った弾丸は誤って頭に命中、妻は死んでしまう。
逃げるように家を飛び出したウィリアムの前にマグワンプと名乗る怪物が現れる。
ウィリアムはその怪物に、
タイプライターを手に入れてインターゾーンに行き、活動報告書を送るようにと命令される。
行き場を失っていたウィリアムは、その命令を引き受けるのだが、
インターゾーンの町には奇怪な人々が溢れていたのだった‥‥
[コメント]
イギリスの文豪ウィリアム・バロウズの同名小説を映画化。
奇想天外というのは、まさにこの映画の事だと思います。
とにかく圧巻されるのが、現実と幻想の境目がどこなのかまったくわからないということ。
主人公ウィリアム・リーが体験しているのは幻想なのか?
それとも全てが現実なのか?
まるで麻薬中毒者が見る幻覚症状を体験してしまっているような、
そんな錯覚にすら陥ってしまいます。
当時、和清はこの映画を観終わった後、本当に妙な気分に駆られたものでした。
そして、何度となく見直しました。その度に色々な解釈が出来る不思議な映画です。
今でも時々見直します。まるで麻薬を止めれない中毒者のように‥‥
この映画の『現実と幻想』というコンセプトには、和清は今でも多大な影響を受けています。
しかしながらこの和清、まだまだ未熟者、それを作品に納得のいくまで描ききれた事はなく、
四苦八苦です。
この作品、賛否は非常に分かれる作品ですが、
「グロいのオッケー、訳の分からない映画が大好き」
なんて人にはオススメの一本です。
ちなみに、作中に出てくるウィリアムテルごっこは、原作者のバロウズが本当にやっていた事で、
バロウズはこれにより現実に奥さんを死なせてしまっています。
バロウズ自身は天命をまっとうしましたが、きっと自己破滅型だったのでしょうね‥‥
和清は映画館という空間が大好きです。
あの空間は色々な夢を見させてくれます。
一時でも辛い事を忘れさせてくれ、目の前で繰り広げられる物語に一喜一憂させてくれます。
面白い映画だったら尚更です。
つまらない映画だったとしても、それはそれで話のネタになります。
友人達と酒でも呑みながら、楽しく語り合う事が出来ます。
あの場所はきっと魔法の箱なんだと思います。
ただ、もうちょっと安ければなぁ‥‥、とは思うんですけど。(-.-;)
映画に限らず、小説でも音楽でも、日本のエンターテイメントは少々お高いように思えます。
もちろん和清が提供するネット公開小説は、いくら読んでもタダです。
好きなだけ読んじゃってください。
最後は手前味噌になってしまいましたが、σ(^◇^;)。。。
皆様が一本でも多くの『心に残る作品』に出会えますように。
それではまた。