月刊YOMOYAMA書院
YOMOYAMAコラム 第2回『我が心の師、ダークシュナイダー』
どもっ!、和清です。
今回のYOMOYAMAコラムは前回の予告通り、
『BASTARD!!(バスタード)−暗黒の破壊神−』作者・萩原一至
この作品について語ってみたいと思います。
ご存知の方も多いと思いますが、とりあえず簡単な概要から。
【至極簡単なあらすじ】
〇400年間、転生を繰り返しながら生きる伝説の大魔導師『ダークシュナイダー』
彼は、その強大な魔力を持って四つの王国を敵に回しての大戦争を引き起こす。
しかし、メタリカーナ王国王子ラーズ=ウル=メタリカーナと四人の勇者によって倒される。
そんな前置きから15年後からが本編。
ラーズに斃される事を予見していたダークシュナイダーは、予め転生の秘術を用意していた。
だが、メタリカーナ大神官ジオ=ノート=ソートはそれを予見して、転生したばかりの赤子の
ダークシュナイダーを見つけ出し、ルーシェ=レンレンという純真無垢な子供の中に封印し、
自分の下に引き取る。そしてルーシェ=レンレン(ダークシュナイダー)はジオの娘、
ヨーコと共に14年間を暮らす事になる。
そんなある日、メタリカーナ王国に王と騎士団と大神官ジオが不在の間隙をついて、
ダークシュナイダーのかつての盟友であった四天王の部下の魔法使いが攻め込んでくる。
危機に瀕した王国を救う為、ヨーコは意を決してダークシュナイダーの封印を解く儀式、
(処女の接吻(笑))を行う。
簡単とか言いつつ長くなってしまってスミマセン。
しかも、その割には大した説明がされてない。(笑)
もっと登場人物や連載形態、詳しい概要などを知りたい方はウィキペディアで調べてみてください。
かなり詳しく書かれております。
まあ、この作品、とにかく長い!
しかし、ストーリーが長いわけじゃありません。長いのは書かれている期間。
和清の記憶なら、確か週間少年ジャンプで連載が始まったのが20年以上前、
(最初は読み切りで『WIZARD!!(ウィザード)−爆炎の征服者−』というタイトルでした)
で、ジャンプ系の雑誌を渡り歩きながら未だ続いているにも関わらず全24巻。
普通にありえません。よく編集部も付き合ってるなと(笑)
休載の多いこの作品ですが、それでも和清はこの漫画のファンです。
と、作品全体に関してはここまでにしておきましょう。全体を評論したものはよく見かけますから。
同じような事を書いても面白くありません。
それよりも今回和清が書きたかったのは、
『和清がどれだけダークシュナイダーに憧れ、影響を受けたか!』
と言うことです。
まず、ダークシュナイダーとはどんなキャラクターかと言うと、
『狡猾』『残忍』『好色(スケベ)』
と、およそ少年マンガの主人公らしからぬこの性格。アンチヒーローなんてものは飛び越えて、
ただの悪党です。(笑)しかし、その反面、
『目立ちたがり』『行き当たりばったり』『自分を超絶美形と呼ぶ』
なんていう愛嬌(?)もあったりして。特に『狡猾』なくせに、いざという場面では
『行き当たりばったり』というところはダークシュナイダーの魅力の一つじゃないでしょうか。
それから、どんな時も、
『自分が負けるなんて微塵も思わないところ』
こんな部分も和清が大好きなところです。たとえ体半分が吹っ飛ばされてたって、
『このアホウが、今日死ぬのはテメエだっ!』
と敵に言い張れちゃうんですから。
(ちなみにこのマンガ、手足が千切れても何故か再生します(笑))
後はまあ、残忍で敵には一切の容赦が無いくせに、敵をも味方に引き込んでしまうような、
凄く優しい部分があったり、味方にだっていつも冷たくてイジワルな事ばかり言うくせに、
いざとなったら命を懸けてでも守ろうとしたり、スケベなくせに世界で一番愛する女、
ティア=ノート=ヨーコの為だったら世界の破滅と引き換えにしてでも守ろうとするような
純愛感を持っていたりと、こんな面白いキャラクターは中々いないんじゃないんでしょうか。
もっとも、ダークシュナイダーにとっては善だの悪だのはどーでもいいようで、
最終的に自分に具合が良ければそれでいいみたいです。(笑)
ここまで書くと、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、常に相反する感情を併せ持つ、
このダークシュナイダーというキャラクター、それは作中でも書かれている事ですが、
人間そのものじゃないでしょうか?
もしかしたら、萩原先生という人はこのダークシュナイダーというキャラクターを通して、
『人間の本質』
みたいなものを描こうとしているのかもしれません。
それでは最後に、今読み返しても思わず噴き出してしまう、和清お気に入りのくだりを
ご紹介したいと思います。
それは、ダークシュナイダーが養女であるアーシェス=ネイとの戦いに赴く際、
愛するヨーコさんから、必ず生きて戻る、という意味を込めて500円を借りていきます。
そうして戦いは万事丸く収まり、祝勝の宴の晩の事でした。
ダークシュナイダーは、借りた500円を返しに(ホントは夜這いをかけに?)行こうと、
何故かサンタクロースの恰好をしてヨーコの部屋に忍び込みます。
そして、ウトウトしているヨーコの履いている靴下にそっと500円を忍び込ませようとするのですが、
そこでヨーコに気付かれてしまい、呆れられるダークシュナイダー。
それでもダークシュナイダーは言いました。
「借りてた500円、返そうと思って来た‥‥」
その言葉に複雑な心境を語る表情を作るヨーコであったが、とりあえずそんな思いは振り切るように
小さな溜め息を吐いた後、ヨーコは言いました。
「借りたお金には利子がつくんだぞ、サンタクロース」
ダークシュナイダーは直ぐに答えたのでした。
ズボンのチャックを下ろしながら‥‥
「体で返すよ」
ヨーコに殴られるダークシュナイダー‥‥‥
ちなみに、和清がまだ十代の頃、友達の女の子に同じような事を言われたので、
ダークシュナイダーと同じ事をしたら、やっぱり本気の鉄拳パンチが飛んできました。(笑)
それと、和清が好きなダークシュナイダーのセリフで「君の愛は100億の死に勝る」
なんてセリフがあるんですけど、これも当時好きだった女の子に言ったら、
「はあ?」と言われてしまいました。。。(〃_ _)σ‖(泣)
「当然だ!、テメエのような三枚目が俺様のような超絶美形主人公のマネをしようなんざぁ、
100億万年早え!、ゲラゲラゲラ!」
なんてセリフでダークシュナイダーには笑われてしまいそうですけど。
それではまた。